幸せかと問われたら

すぐ頷けるように生きていきたい

長かった1週間

明日退院する。
傷の痛みもだいぶ良くなり、歩けるようになり、くしゃみをしても多少顔を歪める程度で済むようになった。
術後回復に努める必要があるとはいえ、とにかく暇だった。



今更だが私は卵巣嚢腫の除去のため手術をした。
あまりにも暇だったため、インターネットで同じような方の体験談を検索しては読んでいた。手術後に。

私の場合は母が同様に手術を受けていたこと、20歳前後のときに婦人科検診ですでに嚢腫の存在を知っていたこともあり、病気(病気とも思っていなかったが)に対する恐怖は全くなかったのだが、そうか、確かに怖いかもしれないな。

今日診察を受けて片方の卵巣が内出血しているが時期に消えると思うとのことだった。2週間後に再度診察を受ける予定だ。
嚢腫も良性だったとのことだ。色々見せてもらったが、内蔵の写真や嚢腫の中身の写真を見たい人はいるのだろうか。母は現物を見せられたと言っていたのでそれに比べればましか。

手術中の出血量やその他の数値に関してもしっかり教えてくれた。すべて安定していたようで、全身麻酔のみで済みました、とのことだった。
なるほど、だからあんなに術後痛かったんだな。痛み止めは事前に打てないんですか先生。きっと打てないんですね。

心配なのは緩やかな微熱とまだテープが貼ってある傷跡、あとは今後子どもに恵まれるかだろうか。
とはいってもそこまで心配してもないが。あと再発もかな。



婦人科の病気ってだけでなんとなく大っぴらにしづらいのは世間的なものなんでしょうかね。私はあまり気にしていないが、周りの過剰な配慮には多少思うところがある。もしこれが盲腸とかだったらみんな普通に受け止めてくれるのかしらね。
生理用品のCMはバンバン流すくせに、生理用品を買うと中身が見えないように隠すのがずっと不思議だったのだが、この間商品を詰めてもらいながらふと(自分が公共交通機関で生活していたら確かに少し気にするかもしれない)と脳内で結論が出た。車社会だったら別にいいもんね、すぐ車に置くだけだもん。

あとは避妊具もだな。大切なことなのにね。学校でもしっかり教わった記憶がないほどタブーな感じになっているけれども。本当に、自分の身を守れるのは自分だけなんだぜベイビー。
恥ずかしいから、じゃねえんだよ。自己防衛だ。婦人科検診だって、そうだよ。



男性は定期検診受けなくてもいいのかしらね。1年に1回、みたいに言われるのって婦人科ばかりであまり男性はなさそうなイメージだ。
健康診断だけ受ければいいってもんじゃないのは身にしみている。
身体は本当に大事にしたほうがいい。健康は宝。



こーやって思ったことをつらつらと書き留めるのは意外と楽しいかもしれない。色々なことに思いをめぐらせる暇が持てるのは悪くないな。
明日からは少しだけ、いつもの喧騒にまた紛れることになりそうだ。でも、それもまた、悪くないな。