幸せかと問われたら

すぐ頷けるように生きていきたい

手放しで喜びたい

本当は。

幸運なことに子どもを授かることができた。

今妊娠4ヶ月である。嬉しい。本当に嬉しい。

 

嬉しいのだが、それ以上に不安だ。

安定期なんてまやかしだ。

この子が無事に生まれてきてくれるまではきっと、私は手放しで喜べない。

本当は心の底からこの子の無事を信じたい。

でも何があるかわからないと気を張っていないと、自分が壊れてしまう気がして。

 

妊娠しているかどうかでメンタルを削られ、その後にもっとメンタルを削られることになるとは思っていなかった。

体外受精時の諸々の辛さなんて、もう1ミリも覚えていないくらいだ。

知らない方が幸せ、とは、よく言ったものだと思う。

健康面に何の問題もなくすんなり子どもができたのならば、こんなに心配していないんだろう。

私には、何かを知りすぎるのに十分な時間と経験があったのだ。

 

こうやって自分の気持ちをひらいて字を連ねるのも、本当は怖い。

私はいつかこれを、ほっとした気持ちで読み返すことができるのだろうか。

 

もう2ヶ月ほどずっと具合が悪い。

体調がおかしい。頭もおかしくなっている。

食べられない、気持ち悪い、起きていられない。

家に引きこもるしかなく、監獄にいるようだ。

手術後よりも、ずっとずっとつらい。

 

長い長い10ヶ月。

弱音を吐いても頑張るから、どうか。

どうかこの子が健やかでありますように。

この子に無事に会うことができますように。

 

ただ、それだけ。

それだけだ。