幸せかと問われたら

すぐ頷けるように生きていきたい

お誕生日おめでとう

お誕生日おめでとう。

誰よりも大切な人。1年でいちばん大切にしたい日。

なんで、一緒にいないんだろう。

 

おめでとうって、直接言えない日が来るなんて。思ってなかったな。

 

会いたい。

声が聞きたい。

笑って欲しい。

 

でも、私がいないことがいちばん喜んでもらえるなら。

自分の気持ちは仕舞うしかない。

 

電話もしないから、どうか。

打ち込んで送るおめでとうの言葉だけは、拒絶しないで。

 

今年もケーキ作りたかったな。

プレゼントも考えたかったな。

喜んで欲しかったな。

一緒にいたかったな。

 

来年は、おめでとうって言えるかな。

言えるといいな。

 

だいすきだよ。

ずっとだいすきでごめん。

困らせてごめんね。

 

勝手につらいって思って、ごめんね。

どうにもならないこと。

あれから2週間くらいかな。

色々考えてぼろぼろになって、今日また爆発してしまった。

泣いてしまった。

 

ずっと変だった。

好きでいてもらえてる自信がなかった。

こっちを見てくれなかった。

 

旦那が1番大切なのに。

旦那が傷つくくらいなら。

旦那が愛してくれないのなら。

意味が、あったのだろうか。

 

今日やっと聞けたこと。

半年くらいずっと気持ち悪くて、隠れて吐いたりしてたこと。

好きじゃないとかじゃないけど、どうしたらいいかわからないということ。

お腹が痛くて隠れて病院にも行ってたこと。

私を傷つけると思って言えなかったこと。

隠し通すつもりで隠してたこと。

 

旦那はそうとは言わなかったけど。

きっと、原因は私と子どもだ。

旦那は、そう思いたく、ないんだ。

だから、つらいんだろうな。

 

旦那が無理するくらいなら、つらい思いをするくらいなら、私は一人になったって平気だ。

旦那より大切な人なんて、いないのに。

苦しんでたのに、苦しめてたのに。

ごめんね。

 

何もできないどころか、苦しめてるのが自分だったなら。

私は、どうしたらいいんだろうね。

 

言ってくれて良かった。本当に。

「わからない」

さっき、旦那から打ち明けられた。

子どものことを考えると、具合が悪くなると。

ベビーベッドを調べたり、友達の子どもを見ては、よくわからない気持ちになると。

嬉しくないとか嫌だとかではないんだけど、力になれなかったらごめん、と。

 

そうか。そうだったのか。

 

ショックではなかった。ショックだったのかな?まだ理解が追いついてないだけかもしれないけれど、とにかくショックではなかった。

妊娠中ずっと、嬉しそうな顔をされたことがなかったような気がしてたから。どこか、遠い目をしてたから。

きっと、どこかで気づいてたから。

 

気づかないふりをして、私が旦那をずっと傷つけてたのかもしれない。ごめんよ。

言ってくれて良かったなって、思ったよ。

 

自分も正直、よくわからない。

子どもが好きなわけではないし、妊婦になっても何か気持ちが変わったわけでもない。楽しみって気持ちを持てたこともない。きちんと育てていけるかな、臨月になっても自信はない。

初めて嬉しいって思えるのは、この子が無事に産まれてきてくれたときだと思っている。

今だって、ずっと不安だ。

 

旦那との子どもが欲しいと思った。

病気になって、それが叶わないかもしれないとなったとき、とても苦しくなった。

不妊治療をしていたときだって、旦那を置き去りにしてしまっていたのかもしれないな。

私の都合で振り回してしまっていた部分が、大いにあると思うから。

 

親になる心積もりって、どうすればできるんだろうね。

胎動がある自分でさえできていないんだから、旦那はもっとできてないよね。そりゃあそうだ。

 

それでも私はこの子が無事に産まれて来てほしいと心から思っているし、守らなきゃと思っているよ。

他でもない、旦那との大切な子どもだから。

だから心配しないで産まれておいで。

 

旦那が1番大切だ。

きっと、この子も同率1位になる。

その自信はある。

 

悩んでしまっている旦那に責任を感じて欲しくない。

だから、私は泣かないよ。

 

私も「わからない」から、不安になるけど。

その不安も、共有したかったけど。

言えなかったのは、やっぱりわかってたんだろうな。

 

ごめんね。ずるかったよね。

 

私は旦那と一緒に生きていきたい。

お父さんとお母さんになって、生きていきたい。

生きていきたいの。

手放しで喜びたい

本当は。

幸運なことに子どもを授かることができた。

今妊娠4ヶ月である。嬉しい。本当に嬉しい。

 

嬉しいのだが、それ以上に不安だ。

安定期なんてまやかしだ。

この子が無事に生まれてきてくれるまではきっと、私は手放しで喜べない。

本当は心の底からこの子の無事を信じたい。

でも何があるかわからないと気を張っていないと、自分が壊れてしまう気がして。

 

妊娠しているかどうかでメンタルを削られ、その後にもっとメンタルを削られることになるとは思っていなかった。

体外受精時の諸々の辛さなんて、もう1ミリも覚えていないくらいだ。

知らない方が幸せ、とは、よく言ったものだと思う。

健康面に何の問題もなくすんなり子どもができたのならば、こんなに心配していないんだろう。

私には、何かを知りすぎるのに十分な時間と経験があったのだ。

 

こうやって自分の気持ちをひらいて字を連ねるのも、本当は怖い。

私はいつかこれを、ほっとした気持ちで読み返すことができるのだろうか。

 

もう2ヶ月ほどずっと具合が悪い。

体調がおかしい。頭もおかしくなっている。

食べられない、気持ち悪い、起きていられない。

家に引きこもるしかなく、監獄にいるようだ。

手術後よりも、ずっとずっとつらい。

 

長い長い10ヶ月。

弱音を吐いても頑張るから、どうか。

どうかこの子が健やかでありますように。

この子に無事に会うことができますように。

 

ただ、それだけ。

それだけだ。

腹をくくる

気持ちの忙しい1週間だった。

つらい、苦しい思いはしたくないと思うのが人間の常である。

30年弱生きてきて色々なことがあったが、ひとつ乗り越えるとまたひとつ壁が出てくるような感じだ。

 

 

手術から1年が経過し、今のところ問題がないとのことで不妊治療のために他の病院へ。

初診だったので軽い気持ちで行ったのだが、それがまずかったのかもしれない。

自分ががん患者だということを棚に上げて忘れていたのである。

もっと心してから臨んでいれば大きなカウンターを喰らうこともなかったのかもしれない。

まあ、そんなこともないのかもしれないが。

 

 

とにかく、軽い気持ちで行った。

なんか検査をして、経過を見ながらたぶん薬を飲んで、それからどうなるのかな、と。

でも、先生から開口一番に出た言葉は違った。

「子宮体がんをやっているようであれば、最初から体外受精を薦めます。」

えっ?と思う間もないほどすぐに続けて

「今日は血液検査をします、培養士からの説明も受けてください」と。

 

 

半ば呆然としながら血を抜かれた。6本も抜かれた。

看護師さんから色々説明を受けたが、状況に気持ちが追いついていなかった。

結局その日は一日中具合が悪かった。

採血で貧血になったのかと思ったがたぶんまあ心の問題だったんだろう。

 

 

体外受精って体外受精

まさか自分が体外受精をするなんて思っていなかった。

不妊治療について色々調べてはいたが、自分で注射するのは嫌だなと思っていた。

それがまさかの一発でその段階に行ったのである、半ばパニックだ。

 

 

培養士さんに話を聞くとき、心は完全にまだどこかに行っていた。

他人事のように聞いていたのかもしれない。

体外受精をはじめるのであれば次の来院が1週間後と告げられた。

1ヶ月空けても問題ないのか?と聞いたのだが、

先生からすぐやったほうがいいと薦めがあったとのこと。

完全にノックアウトである。

 

 

気持ちが整理できないまま、最低な体調の中色んなことを考えた。

考えていた、というよりは、不安が身体中を駆け巡っていた、というほうが正しいか。

怖い。怖い。お金は大丈夫か。仕事大丈夫か。怖い。怖い。

その繰り返しである。

ゴミのようなメンタルの自分には、1日ではとても受け止めきれなかった。

 

 

体調も落ち着き少し時間が経つとだんだんと冷静になれた。

たくさんの患者さんを診てきたであろう先生が即断する状況なのである。

四の五の言っている場合じゃねえのだ。

私は旦那の子どもが欲しい。ならば、できることは1つしかない。

 

 

当たり前であるが全部をひとりで抱えきれるわけもない。

旦那に伝えた。あまりに急なスケジュールに驚いてはいたが、了承してくれた。

職場にも伝えた。了承してくれた。

親にも伝えられた。了承は得なくてもいいのだが、尊重はしてくれた気がする。

これで最低限はクリアした。

がんのときもそうだったが、人に話すとなんだか冷静になるのは不思議なものだ。

心配をかけまいとして、自分は大丈夫という雰囲気を出すのがうまいのかもしれない。

 

 

色々と情報を集めることにした。

子宮体がんになった人はやはり基本的に体外受精をしているらしい。

体外受精で生まれる子どもは今や16人に1人になっているという。

そんなにたくさんのお母さんが自己注射をしているんだ、という驚きもあった。

自分だけがこうなんじゃない。腹をくくるには十分だった。

 

 

怖くないわけじゃない。怖い。逃げ出したい気持ちもある。

でも、今逃げたら後悔するだけだ。

状況は日に日に悪くなるだろう。いつ手遅れになるのかわからない。

できることがあるんだったら、しっかりやってみたい。

できることがなくなってしまうほうが、ずっとつらい。

怖い、痛いのも、できることがなくなってしまうより、全然ましだ。

結果がどうなっても、最善を尽くしたと思える自分でいたい。

 

 

じゃないと、後悔する。

私は、私と旦那の子どもが欲しい。

 

 

色々調べた中で、いい言葉に出会った。

よその子はよその子であって、私と旦那の子どもではない。

だから、羨ましいとかはない。ということだ。

確かにそうなのだ。ただ子どもが欲しいんじゃない。

私と旦那の子どもだから欲しいんだ。

 

 

だから、がんばれる気がする。

心が折れそうになっても。折れてしまっても。

泣き止んだら立ち直れる自分でいてほしい。

 

 

明日は病院だ。

余計な事を考えて胸がざわざわしてしまうのは、もはやしょうがない。

でも、できることがあるうちはやってみよう。

泣いてもいいから、その度に一生分のポジティブを呼び覚まそう。

 

 

女に二言はない。腹はもうくくったのだ。

難儀なる事は自分に為し、易き事は人に譲るべきである。

旧正月も明けまして神社にお参りに。

身体を第一に、子宝に恵まれますように。

 

 

おみくじを引かせていただいたところ大吉。

「何事も思うようにならず不安ですが、

意思を強く持ち仕事にはげむことです。

これを守れば幸運に恵まれます。」

大吉、、?

 

願事:思うようにならないでしょう。

   時を待てばかないます。

待人:来ますがおそくなります。

失物:見つかるのは困難です。

旅行:交通事故にくれぐれも注意して下さい。

商売:あまり利益はないでしょう。

学問:安心して勉強しなさい。

方向:南がよく西はよくありません。

争事:利益はあっても勝つことはむずかしいでしょう。

求人:よくしらべないとあぶないでしょう。

転居:いそがない方がよいでしょう。

出産:子供に気をつけることです。

病気:重いけれども全快します。

縁談:他人にさまたげられますが末永く待てば

   良縁があります。

 

難儀なる事は自分に為し、易き事は人に譲るべきである。

 

人は名位の楽しみなるを知って、

名無く位なきの楽しみの最も真なるを知らず

 

草も木も萌ゆるをみれば

春風に動かぬものはなき世なりけり

 

 

、、、こんなにも天中殺の過ごし方と同じ内容が出るものだろうか。

出産の部分で少し落ち込み、病気の部分で重いのかーと少し落ち込み。

ただ今読み返すと自分がやるべきことがはっきりしてくるような気もする。

 

遅くなったが今年の目標でも立てようか。

 

・身体を大切にする

 →食べ物に気をつける

 (自炊をもう少し頑張る、お菓子・ジュースを減らす)

 →運動を少しでもする

 (踏み台、寝る前のストレッチくらいなら現実的?)

 →身体を冷やさないようにする

 (腹巻。首、手首、足首を冷やさない。冷たい飲み物は控える)

 

・妊活の一歩を踏み出す

 →来月の病院が終わったら不妊治療目的で病院に行ってみる

 →あまりネガティブにならない

 →旦那をしっかり大切にする

 (自分のペースに合わせてもらおうとしない)

 →他の人の嬉しいことは無理はせずにしっかり祝福する

 (心がざらっとしても、自分の中でざらっとした気持ちは否定しない)

  

・仕事で自分ができることを増やす

 →イラストレーターがもう少し使えるようになりたい

 (教室に通うか?検討する)

 →何か意識して資格をとるために勉強する

 (とりあえず決まっているSDGsのアドバイザーから。

  イラレ操作が少し身に付いたら次を検討していく)

 

・畑を手伝う

 →春から全部手伝える機会なので大切にしたい

 

・考える癖をつける

 →自分に関する財布のひもを締める。

 (本当に必要か?すぐ買わずに少し頭を冷却してみる

  ストック大好きマンだがそのストックは必要なのか?)

 →何かあったらとりあえずやってみる

 (どこまでだったらできる?何だったらできる?)

 

 

こんな感じかな。

do it 苦手マンなのでできそうな部分はもう少し落とし込もうか。

 

・朝はお湯とスピルリナをしっかり飲む。

 時間に余裕があれば散歩をする(朝日を浴びる)。

 楽体をやる。

・帰宅したらスクワット30回と踏み台昇降をする。

・就寝前にストレッチをする。

・食べ物を食べるときは一度考えてから食べる。

・旦那がいなくても自分のために時間を上手く使えるようになる。

 (とりあえず携帯を触るのは、気づいたときだけでもやめてみる)

・最低限の家事をルーティーンとして落とし込む

 (月→トイレ掃除、火・木・土→洗濯、水→掃除機、

  金→床みがき、日→お風呂掃除・台所掃除、かな

  換気もしっかりする!)

・1ヶ月に1冊ペースで活字の本を読むようにする

 

 

明日が大安らしいので明日からはじめてみよう。

毎日を少しずつ変えていくことが、難しいけれど大事なこと。

来月病院怖いけれど、とりあえず受け止めることが大事。

 

 

難儀なる事は自分に為し、易き事は人に譲るべきである。

まるで今年のテーマのようなものだ。

昔は今よりもできていたような気がするな。

だからずっと守られてきたのかもしれないな。

改めて胸に刻んで生きていこう。


おみくじを引くとき、これだなってものが必ずある気がする。

もしかしたらあなたはこれだよって呼ばれているのかな。

 

 

ついさっき、親友から結婚の報告をもらった。

おめでとう。お相手がいい人で本当によかった。

昨日は久しぶりにかわいい後輩に会えた。

変わらない部分と、前向きに変わった部分を感じられた。

 

 

自分はまわりからどう見えているんだろうか。

気にしすぎるつもりもないが、

良い方向に歳を重ねていければいいなと思う。

先の見えない不安

さて
絶賛妊活中なわけです。

子どもは授かりものとはよく言ったもので
先の見えない不安は尋常ではない。

自分が普通の人間だったらいいのだろうが
子宮体がんに両側卵巣のう腫の自分は
そのへんの体験談なんてあてにならない。


少しの自分の身体の変化が
妊娠の兆候なのかはたまた病気なのかわからず
期待をしてしまっては傷ついている。

妊娠じゃなかったのならば
あの胸のズキズキした痛みは、
あの出血量の少ない生理は何だったのかと。

他の人が感じることのない不安を
ひとり抱えている。


元からネガティブな自分である。
「もし子どもができなかったら」
もう何百回何千回も考えただろう。

自分を苦しめるのは得意だ。


本当に身体は大丈夫なのか。
はやく次の通院の日になればいいと思いながら、
あわよくばそれまでに子宝に恵まれたい。


自分のメンタルの弱さと女々しさに
嫌気が差す年明けである。
男に生まれたかったと久しぶりに思う今日この頃だ。